画像検査
医師・医学生の方へ
To Doctors & Medical Students
循環器画像診断の現況
心臓CT検査について
2管球CT装置(128列x2、Siemens FLASH)を用いて心臓CT検査を実施しています。
月・水・木・金曜日にそれぞれ5件づつ行なっています。冠動脈のみならず、症例によっては心機能や心筋性状についても評価しています。

心臓MRI検査について
3TMRI装置(Simens Skyra)を用いて心臓MRI検査を実施しています。
木曜日と金曜日にそれぞれ2件ずつ行なっています。一般に心臓MRIは検査時間が長いですが、当科ではCompressed sensingを用いることにより、ルーチン検査(シネ画像と遅延造影画像)を20分で、T1マッピングを含めた検査(シネ画像、Native T1マッピング、遅延造影画像)を30分で行なっています。
心臓MRIで評価しえた急性心筋梗塞(前壁)の1例

心臓MRIで評価しえた心サルコイドーシスの1例

T1マッピングにより評価しえた心アミロイドーシス(AL)の1例

心臓核医学検査について
ガンマカメラ(Simens, Symbia Evo Excel)を用いて心臓核医学検査を実施しています。
火・木・金曜日にそれぞれ5件ずつ行なっています。心筋血流イメージング(201TlCl)を中心に、心筋脂肪酸代謝イメージング(123I-BMIPP)、心アミロイドーシスのイメージング(99mTc-PYP)、心臓交感神経機能イメージング(123I-MIBG)を行なっています。また、FDG-PETによる心サルコイドーシスや大血管炎の活動性評価も行なっています。
ほぼ全ての安定狭心症に対して心筋血流イメージングを行い、経皮的冠動脈形成術や冠動脈バイパス術の適応を決定しています。
T1マッピングにより評価しえた心アミロイドーシス(AL)の1例


心エコー検査について
年間8000例を超える経胸壁心エコー検査と、約250例の経食道心エコー検査を行っております。
検査は1例30分ほどで、被爆などの体の負担なしで心臓の形態や動きを把握でき、心機能評価に欠かせない検査です。虚血性心疾患や弁膜症、二次性心筋症、先天性心疾患などあらゆる病気に対して行われます。
また必要に応じて、ドブタミン負荷心エコーや運動負荷心エコーも行っております。
